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シャボン玉 友の会だより <NO.37>
平成9年12月1日発行
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今年も全国紙に、全十五段の広告を出しました。タイトルは「洗剤を使う全ての人への、質問状」です。(詳細三十四号)
その経緯(いきさつ)をご報告します。
ところが、読・朝から広告原稿の書き直しを求められた。しかも、訂正箇所がまったく同じなのです。二−チェ曰(いわ)く「真実を語る者は常に迫害を受ける」。
つまり、これはなにを意味するか。いつものことですが、毎日に出たから、次は読・朝と考えた「日本石鹸洗剤工業会」が新聞社の広告局に圧力をかけたのではないか。そう考えると、訂正箇所が同じなのも納得できます。
一番最初の広告はものすごい反響を巻き起こしました。それは消費者がいつも疑問を抱いていたことに、分かりやすく説明をしたからです。納得された消費者は賢くなります。
洗剤業界のみならず、化粧品、農薬、食品業界も、賢い消費者が増えては困る。無知な、何も疑問を持たない消費者は、マインドコントロールができる。そして一番おいしいお客だ。
メーカーのためになる広告は新聞、雑誌、ラジオ、テレビに氾濫しているが、消費者のためになる広告はすくない。
読・朝の訂正要求は次のとおりです。
@「合性洗剤で顔や手を洗わないのはなぜでしょう」は、他社を誹謗することになる。だから「合成」の文宇を削除せよ
呆れて物が言えないでしょう。日本を代表する読・朝の大新聞が工業会の圧力に屈して、この体(てい)たらく。
とどの詰まりは、私の強硬な主張に新聞社も折れて、妥協案が提出された。
字句は一切変更しない代わりに、意見広告の文字を入れる。商品写真は外す。
そして九月八日に読売、十月二十一日朝日に掲載された。「意見広告」の四文宇で新聞社は逃げを打ったのでしょう。
この広告について、皆様から色々なご意見を頂きましたが、実情はこうなんです。
インテリもどきが記事を書き、ヤクザもどきがこれを売るそんな言葉は聞きたくないが、新聞社には虚(むな)しさを感じる。
ところが、捨てる神あれば拾う神あり。瓢箪から駒が出た。
社団法人日本広告主協会から「第三十七回消費者のためになった広告コンクール」金賞受賞の知らせを受けたのである。思わず頬がゆるんだ。どんな人が審査員か知りませんが、世の中まだまだ捨てたものではありません。 今年も残りすくなくなりました。どうか、良いお年をお迎えください。 シャボン玉友の会だより<NO.37> |
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