シャボン玉石けんＱ＆Ａ＞布おむつの洗濯方法

洗濯後の布おむつがピンク色になるのですが

シャボン玉 Q1

子どもが生まれ、布おむつの洗濯にはＥＭ液体洗濯石けんを使っています。
最近、洗濯後の布おむつがピンク色になるのですが、洗濯せっけんに入っているＥＭの微生物と何か関係があるのでしょうか。ちなみに他の衣類に関しては全くピンク色になったりはしません。

シャボン玉 A.1

布おむつがピンク色になるのは、ＥＭ菌が直接的な原因ではございません。空気中に存在する赤色酵母菌のサッカロミセスが原因か、尿に含まれる尿酸塩が原因だと思われます。

サッカロミセスは、体内から排出された食品添加物や薬、尿や汗などを栄養源にして繁殖し、日光や酸素と反応してピンク色になります。浴室や洗濯機内の高温・多湿の環境下で衣類を濡れたまま長く放置すると繁殖しやすくなります。

湿った衣類はなるべく早く洗い、日当たりのいいところに干して、十分乾燥させてください。

尿に含まれる尿酸塩は、酸素と反応してピンク色に反応しますが、水やアルカリに溶ける性質なので、通常通りにお洗濯すれば色は残りません。また、尿に含まれていても病気ではございませんのでご安心ください。

もし洗ってもピンク色が残ってしまう場合は、煮沸洗いを行なうことをお薦めします。

水で予洗いした後、鍋に水３リットル、液体せっけん大さじ1杯（15ｇ）、酸素系漂白剤大さじ２～３（30～45ｇ）杯を入れて、５～10分間じっくり煮ます。（吹きこぼれないように注意し、弱火で煮てください）時々菜箸でかき混ぜることで全体がきれいになります。汚れや赤み具合によって煮る時間を調節してください。

煮た後は火を止め、漂白剤の泡が消えて水が冷えるまで放置し、よくすすいで日当たりのいいところに干してください。

※アルミの鍋は色がくすんでしまうので使用しないでください。