合成洗剤の環境への影響
石けんお悩み Q1
環境への影響を考えて友人などに石けんの使用をすすめていますが、「合成洗剤は、国が認めているも のだから問題ないんじゃないの」という意見が返ってきます。合成洗剤の環境への影響が分かる資料を教えてください。
石けんお悩み A1
意外に思われるかもしれませんが、実は国も人や生態系に有害だと認めています。というのも、合成洗剤の主成分である合成界面活性剤の中には、「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」で有害物質だと定められているものがあるのです。この法律は、有害性のおそれのあるさまざまな化学物質の環境への排出量を把握することなどにより、化学物質を取り扱う事業者の自主的な化学物質の管理の改善を促進し、化学物質による環境の保全上の支障が生ずることを未然に防止することを目的として1999年に制定されたものです。
その中で、「人の健康や生態系に悪影響を及ぼす恐れがある」、「自然の状況で化学変化を起こし容易に有害な化学物質を生成する」、「オゾン層を破壊する」のいずれかの条件に当てはまり、かつ 環境中に広く継続的に存在すると認められる物質は「第一種指定化学物質(462物質)」として指定され、「PRTR制度」によって把握・管理されています。この「第一種指定化学物質」に合成界面活性剤がいくつか指定されており(表1参照)、この中には一般に販売されている洗濯用合成洗剤や台所用合成洗剤、シャン プー、ボディソープ、ハミガキなどの成分として使用されているものも多くあります (商品の成分表示をお確かめください)。 2017年3月に発表された、環境省2015年度PRTRデータによると、日本国内で事業所や一般家庭などから排出 「されている第一種指定化学物質の4位に 「ポリ(オキシエチレン) = アルキルエーテール」7位に「LAS(直鎖アルキルベンゼンス ルホン酸及びその塩)」が入っています(表2参照)。この2成分の順位は2011年 から変わっていません。また、 一般家庭からの排出量の総量も半分以上が合成界面活性剤となっています(表3参照)。 環境省や経済産業省のHPから誰でも見ることができますのでチェックしてみてください。
以上、シャボン玉友の会だよりNo.171より
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