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年末年始の準備

畳の掃除

まず、普段のお手入れとして、畳のホコリやゴミを畳の目に沿って、ホウキか掃除機で取り除いておきます。

新聞紙を水でしめらせ細かく切ったものを畳の上に撒きます。ホウキか掃除機で、その紙切れを取り除きます。次に石けん液（水に石けんを溶かしたもの）を染み込ませた雑巾でしっかりと汚れを拭き取ります。次にぬるま湯で固く絞った雑巾で拭き、表面の水気を取ります。最後にカラ拭きをします。

汚れがひどい場合は、お酢もしくはクエン酸をぬるま湯に1％程溶かし、固く絞った雑巾で拭いてください。ただし、お酢やクエン酸の量が多いと畳が焼けて赤茶ける場合がありますので、ご注意ください。

もし、畳にカビが生えている場合は早めに掃除をしましょう。まず、カビを歯ブラシで優しく擦り掃除機で吸い取ります。次に消毒用エタノールでカビの付着していた部分を拭き、仕上げに乾いた雑巾で拭き取ってください。

（※注意）
水分が残ってしまうと畳の光沢がなくなります。畳は水に弱いので、雑巾はしっかりと絞ってください。また、定期的に畳を少し持ち上げ、しばらく風を通してあげるのも良いです。

電子レンジの汚れ取り

大きめの耐熱ボールにお湯を7～8分目まで入れ、電子レンジで5～6分加熱してください。

段々とレンジの中の汚れが蒸気で浮き出てきます。次にターンテーブルをはずし、庫内の汚れをすばやく拭き取り、こびりついた汚れは、クリーナーで落とし、隅々の汚れは歯ブラシでかき出してください。

（※注意）
家電のお手入れの際は、安全のため電源プラグをコンセントから抜いてください。

おとそ・おせちの重箱の準備

きれいに洗って片付けた漆器も念のためチェックしてみると汚れがついていたりすることがあります。

そのような場合はおとそやおせちの重箱にくもりがないか、漆器をぬるま湯にくぐらせて、やわらかい木綿の布で指紋がつかないように二度拭きします。

また来年のために片付ける時は、漆器に料理の油分やお酒が付着してベトベトしていたりするので、石けんをやわらかい布やスポンジに付けてサッとやさしく洗い、十分洗い流しやわらかい木綿の布で拭きあげてください。ただし石けん・洗剤洗いをたび重ねると、漆が本来もっている油分が抜け、汚れがつきやすく、落ちにくくなりますので、汚れたら早めにお手入れを心がけてください。

（※注意）
クリーナーは、研磨剤が入っているので使用できません。また電子レンジや食器乾燥機もヒビ割れのもとになりますので、避けてください。　

肌襦袢・足袋の洗濯

せっかく着物を着ようと思ったら、肌襦袢が黄ばんでいたなんてことはありませんか？綿や化繊、ポリエステルの肌襦袢ならご家庭で30～50度のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、肌襦袢を15分～30分つけ、その後水ですすいで風通しのよい場所で乾かしてください。ただし、絹製の肌襦袢の場合、高価ですし、技術的に難しいので、クリーニング店など専門店におまかせすることをおすすめします。　

以上、シャボン玉友の会だよりNo.116より

年末大掃除・・・窓・サッシ、トイレ（便器）、お部屋の壁面、浴室、床の間

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