2011年
呼子甘夏栽培情報
最新甘夏情報
平成24年は 甘夏かあちゃんの甘夏が一押しです。
その訳は既成農法から一歩も二歩も抜け出しての栽培に取り組んでいるからです。
平成23年の甘夏の栽培経過はとても順調で昨年よりも一回り大きく生育しています。旨味の増進もこれまで積み重ねてきた栽培技術の集大成というところまで持ち上げてまいりますのでご期待ください。
先ず、甘夏かあちゃんをここまでに育ててくださいました多くの皆様方に心より厚く御礼申し上げます。
呼子夢甘夏ゼリーの甘夏かあちゃんと、環境保全型農業にはまっている甘夏父ちゃんから近況のご報告とお礼のご挨拶を申し上げます。
各皆様方へのお年賀状等でのご挨拶もなかなか出来ませんのでネットを介してのご挨拶にて失礼をいたします。
生物多様性から産まれる甘夏は、この冬から暑中お見舞いの頃までの期間(甘夏みかん園の管理、収穫から青果の販売完了まで)、甘夏ゼリーにあってはお歳暮の頃からお中元の最盛期まではノンストップ、フル回転での稼動でした。
毎年ちょっとだけブレイクできるのが9月から10月初めの頃で、唯一の心身のリフレッシュには、毎年10月頃に、全国の何処かの離島2~3箇所の島巡りに参加することで、平成21年は北の利尻島、礼文島(主要産物は昆布とウニ)。平成22年は南の与論島と沖永良部島の方々との交流研修が出来ました(主要産物はサトウキビと和牛)。(PDF)
本年は、東日本大震災・大津波から8ヶ月過ぎる11月12日・13日被災地の気仙沼の離島・大島へ行ってきました。大島の友人と被災された大島の皆さんにお会いして、お話しを聞きます。リポートでの報告になります。
被災地の復興と皆様には早く元気な明るいお姿になっていただきたいと心から御祈念いたします。
甘夏かあちゃんは10月に入ると修学旅行生などの団体の受入、農産物加工体験が目白押しとなります。
平成元年、呼子大橋開通を契機に、食の安全・安心に加えて、果実は美味しくなければ本物でないというこだわりに徹して、甘夏の潜在的持ち味がもっと引き出せるはずという信念をもち続け、20年の歳月をかけて遂に味ブランドに到達できました。その間には、沢山の失敗を重ねましたが、そこから導き得たものが宝ですね。モチベーションを決して失わずやり通してきた結果、近年は、新しい発見も次々に顕現しているところなので、甘夏ファン、リピーター獲得で更なる希望へと期待にワクワクします。
食の安全・安心・美味へ導き出したものは=農業は自然が活生していくことであり、日々こつこつと、さりげないお手伝いをしてあげることに尽きると思います。作物にも、土にも過度のストレスを与えないことが一番大切だと覚りました。
分かりやすく申しますと、化学肥料や農薬の使用、過度な養分等を与えることはかえってストレスであるわけで、自然の物理的な土壌環境向上のための、腐植や土着菌等の有用微生物群の働き、醗酵有機肥料、酵素とともにサンゴや海洋生物などのミネラル等をさりげなく与えることで、生きた良い土壌となり、自らの根が活発に養水分を取り込み、バランスの良い健全な樹体となって、そこに果が積みあがり、美味しい果実を生産してくれる。結果が実るから果実というのですね。そんなことではないかと思うのです。
今年は7月、8月、9月と二月以上にもわたる猛暑でしたが、それを乗り切り、やがて訪れる秋から先が楽しみになります。
どちら様も病、事故などに遭われませんように、ご自愛くださいまして、これから後も甘夏かあちゃん、甘夏父ちゃんの夢甘夏、夢甘夏ゼリーをよろしくお願いします。我ら社会にあっては身近なところから出来る何かを誰かのためにお互い様していけたらいいですね。
◎甘夏の販売について
来年になってみないと確信は伝えられませんが、年を重ねるごとに甘夏みかんの味は深みを増して品質は着実に向上しています。現況での手応えは感じていますので来春の甘夏みかんをご期待ください。
ちなみに22年中の病害虫の防除については6月にわずか1回のみ (貝殻虫除けと黒点病軽減のためアタックオイル180倍+加用殺菌剤ジマンダイセン800倍(使用濃度は通常使用指針1回分の二分の一程度の量) を使用しただけでした。
したがって後半の半年間以上、収穫が完了するまでの間は農薬無使用期間となるわけです。このことは「生物多様性」の働き循環による「エンドファイト」が効果を上げているのではないかと思います。
甘夏の価格設定、価格差は外観の評価でしかありません。甘夏かあちゃんが同一栽培で生産したものですから、味については特段の差はありません。
黒点が若干有るもの、無いものの違いだけですから、味はブランドで外観のみ訳ありで、誰もがお求め易い商品(家庭用甘夏)としての価格設定にて販売もいたしますのでご利用ください。本年は、既成一般の甘夏みたいに幾月も採り置きはしないことにしています。樹上で十分な旨い味を作り上げる技術を得ることが出来ましたので2~3週間の追熟だけでの新鮮で美味しい甘夏が出荷できるようになったからです。
2012年2月から販売予定です。皆様のご利用をお待ち申し上げます。
(参考NHK クローズアップ現代 微生物とつながる農業 2010 /11/1(月)放送)
ほとんど農薬を使用しなくても病虫害が出にくいのは(生物・・・)の働きによる処の植物体内に入り込む有益な微生物(・・・ファイト)によることが解明されています。
。
---佐賀県呼子・加部島の甘夏かあちゃん・父ちゃんより--- |