洗濯機の糸くずネットの汚れ白い衣類が黒ずむ汚れの原因は＞せっけんＱ＆Ａ

洗濯機の糸くずネットの汚れ、白い衣類が黒ずむ汚れの原因は

シャボン玉Q1

ここ1年ほど洗濯機の糸くずネットの汚れがひどく、下着類などの白い衣類が黒ずむ状態が続いています。また、衣類の乾燥状態も悪いようで、触ると油っぽく湿った感じです。メーカー指定の槽洗浄剤で掃除をしたり、メーカーに依頼して分解クリーニングをしてもらいました。それでも、2ヶ月くらい経つとネットや衣類がまたベタベタしてしまいます。洗濯機は全自動タイプです。長年粉石けんスノールを使っており、よく溶かして入れています。他社の柔軟剤も使用しています。汚れの原因は何なのでしょうか。

シャボン玉A.1

お送りいただいた糸くずネットや衣類を調査した結果、今回の原因は、石けんと合成系柔軟剤の併用にあるのではないかと思われます。
柔軟剤は、繊維の表面をコーティングして柔らかさを出すためのものです。衣類の吸水性が劣り、このコーティングされた柔軟剤は、次の洗濯の時には「汚れ」として落とされることになるのですが、柔軟剤を多めに入れてしまうと、通常の石けんの量では落としきれず、堆積した柔軟剤成分が汚れを引き寄せます。その繰り返しにより、洗濯物のベタつきや黒ずみが起こります。
布地に残った柔軟剤成分は、汗や水分によりしみ出ますので、肌が弱い方には刺激になることも考えられます。
最近はこのような問い合わせが多いようで、一部の洗濯機メーカーの取扱説明書にも「洗濯物が黒ずむ場合は、柔軟剤の量を減らしてください」　と記載しているところがあります。特にドラム式洗濯機は、洗うときに使用する水の量が少ないので、柔軟剤などの使用量にも気をつけなければなりません。

シャボン玉石けんで洗濯すると、衣類がふんわり洗いあがりますので柔軟剤は不要です。

さらにふんわり感がほしい方は、クエン酸リンスか食酢を最後のすすぎに入れてください。黒ずんだ衣類は、酸素系漂白剤と石けんを使って煮洗いをしたところ、きれいになりました。

以上、シャボン玉友の会だよりNo.119より

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